http://www.zoglo.net/blog/jinzhengxiong 블로그홈 | 로그인
人生山あり谷あり。
<< 11월 2024 >>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

방문자

나의카테고리 : 일본설화

1-1『おりゅう柳』
2011년 11월 10일 21시 39분  조회:2278  추천:0  작성자: 망향
1-1『おりゅう柳』
 
―兵庫県―
 
 昔、ある村に、おりゅうという器量よしの娘(むすめ)がおったそうな。
 おりゅうは、峠をひとつ越えた町のお屋敷へ奉公(ほうこう)に行っておったと。
 その峠には、太くて高い柳(やなぎ)の木が一本あって、峠を越えるときには、必ずその柳の木の下でひと休みしておったと。
 あるとき、おりゅうが峠にさしかかると、柳の木の下に若い男がいたそうな。
 ひと休みしながら言葉を交(かわ)すうちに、ふたりは好き合うようになったと。
 それからというもの、おりゅうは夜になると、そおっとお屋敷を抜け出し、脇目(わきめ)もふらず峠の柳の下へ行くようになった。
 眠る時間を惜(お)しんだおりゅうの身体は、日が経(た)つにつれ、だんだん弱って、とうとう里(さと)の家(いえ)に引きとられたと。
 おりゅうが床(とこ)に伏せって何日か経った夜、風がゴォッと吹いて、機の枝葉がゴワゴワ鳴った。ふと目をさましたおりゅうのかたわらには、男が座っておったと。そして、夜も白みかけた頃、男は帰って行った。あとには、どうしたわけか柳の葉が一枚落ちていたと。
 次の夜も、その次の夜も風がゴォッと吹いて、木の枝葉がゴワゴワ鳴ると、男は訪ねて来たと。男が帰ったあとには、やっぱり柳の葉が一枚落ちていたと。
 そんなある夜、男がさびしそうな顔をして言った。
 「もうお前にも会えんようになる。今日は別れを言いに来た」
 理由(わけ)をたずねたおりゅうに、男は打ちあけたそうな。男は、実は、峠の柳の木の精だったそうな。
 そのころ、京の都に三十三間堂を建てる話が出ていたそうな。三十三間も伸びた木はめったにあるもんじゃぁない。それで、峠の柳の木を棟木(むなぎ)に使うことになったそうな。
 「明日には木挽(こび)きが大勢来て、俺を切るだろう」
 おりゅうも男も黙りこんでしまったと。
 次の日、峠には大勢の木挽きがやって来た。
 柳の木を切り始めたが、何しろ太くて高い木だったから、一日や二日で切れるものではない。晩方になって、木挽きが「また明日やるまいか」と仕事じまいして、次の朝行ってみると、切り口(くち)は元どおりにくっついているそうな。あくる日も、そのまたあくる日も同じことがおこる。
 気味悪くなった木挽の親方が鎮守(ちんじゅ)様にお伺いをたてたと。そうしたらその晩、夢ざとしがあったと。
 「仕事場に火をたいて、木くずが出るかたはしから燃やすがよい」
 こんな夢ざとしだったと。
 そのころ、おりゅうの夢枕にも柳の木の精があらわれて、
 「いよいよ明日は切られてしまう。切られたあと、俺はてこでも動かんつもりだ。そこでおりゅう、お前が来て俺をひいてくれ。いいね」
 こう言ったそうな。
 さて次の朝、木挽きの親方は、仕事場に火をたいて、木くずをどんどん燃やした。柳はどおっと倒れたそうな。
 それから、切った柳を台車に乗せて京へ運ぼうとするけど、柳はびくとも動かないのだと。困り果てているところへおりゅうが来た。
 おりゅうが、柳の木に何事かをやさしく話しかけてから、先頭に立って台車の綱を引くと、台車は、すうっと動いたと。
 それで大柳をやっと京の都へ送って、三十三間堂がめでたく出来上がったそうな。
 おりゅうには、たくさんのほうびが出たそうな。
  いっちこ たぁちこ。

[필수입력]  닉네임

[필수입력]  인증코드  왼쪽 박스안에 표시된 수자를 정확히 입력하세요.

Total : 166
번호 제목 날자 추천 조회
106 2-51『お月お星』 2011-11-13 0 2629
105 2-50『ホー爺(じい)さん』 2011-11-13 0 3064
104 2-49『魚を盗んだキツネ神』 2011-11-13 0 3137
103 2-48『小鮒(こぶな)の夢』 2011-11-13 0 2922
102 2-47『怠(なま)け神(がみ)』 2011-11-13 0 2930
101 2-46『爺(じい)と猿と猫と鼠(ねずみ)』 2011-11-13 0 3584
100 2-45『雁(がん)とり爺(じ)っちゃ』 2011-11-13 0 2705
99 2-44『蜘蛛女(くもおんな)』 2011-11-13 0 2915
98 2-43『弘法様(こうぼうさま)の衣(ころも)』 2011-11-13 0 2944
97 2-42『出雲神(いずもがみ)の縁結(えんむす)び』 2011-11-13 0 3153
96 2-41『仁王様(におうさま)の稲一荷(いねいっか)』 2011-11-13 0 3042
95 2-40『北風長者』 2011-11-13 0 3118
94 2-39『浜千鳥(はまちどり)女房』 2011-11-13 0 2994
93 2-38『旅人と虎と狐』 2011-11-13 0 3048
92 2-37『鬼の岩屋(いわや)』 2011-11-13 0 3054
91 2-36『ねじ金と妹とおっ母さん』 2011-11-13 0 3215
90 2-35『塩吹(しおふ)き臼(うす)』 2011-11-13 0 2904
89 2-34『留やんとしばてん』 2011-11-13 0 3005
88 2-33『観音(かんのん)さま二つ』 2011-11-13 0 3008
87 2-32『座敷(ざしき)わらし』 2011-11-13 0 3390
‹처음  이전 1 2 3 4 5 6 7 8 9 다음  맨뒤›
조글로홈 | 미디어 | 포럼 | CEO비즈 | 쉼터 | 문학 | 사이버박물관 | 광고문의
[조글로•潮歌网]조선족네트워크교류협회•조선족사이버박물관• 深圳潮歌网信息技术有限公司
网站:www.zoglo.net 电子邮件:zoglo718@sohu.com 公众号: zoglo_net
[粤ICP备2023080415号]
Copyright C 2005-2023 All Rights Reserved.