http://www.zoglo.net/blog/jinzhengxiong 블로그홈 | 로그인
人生山あり谷あり。
<< 11월 2024 >>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

방문자

나의카테고리 : 일본설화

33『七夕女房(たなばたにょうぼう)』
2011년 11월 10일 22시 03분  조회:1926  추천:0  작성자: 망향
33『七夕女房(たなばたにょうぼう)』
 
―徳島県祖谷山地方―
 
 むかし、ある村にひとりの狩人(かりゅうど)が住んでいたそうな。
 七月のある暑い日に、川のそばを通りかかると、三人の若い娘が水浴びをしていたと。
 「はて、どこの娘ぞ」
と近ずいてみたら、岸の松の木に美しい衣(ころも)が掛けてあった。狩人は、その中の一枚をとって隠したと。
 夕方を待って、再び川へ行ってみると、娘が一人、しくしく泣いておった。
 狩人は、何くわぬ顔できいたと。
 「おい、おい。お前はどうして泣いている」
 「はい、私は、実は天人(てんにん)の娘です。ここへは時々水浴(ときどきみずあ)びに降りていたのですが、今日に限(かぎ)って、松の木の枝に掛けておいた私の飛(と)び衣(ぎぬ)が無くなっていたのです。あれが無いと天に帰ることが出来ません」
 「それは困ったことだ。どうじゃろ、行くところがないのなら、おらの家(いえ)に来ないか」
 天人の娘は、下界ではこの狩人より頼(たよ)る人がないので連(つ)いて来たそうな。
 次の日、狩人は大工(だいく)をよんで来て、大黒柱の中をくりぬいてもらった。山へ猟(りょう)に行く前には、必ず、柱の中をのぞいて行くのだと。
 いつしか天人の娘は狩人の女房になり、子供が生まれて、三歳になったと。
 ある日、狩人が山へ猟に行った留守(るす)に、子供が、
 「お父(とう)ちゃんは、山へ行くときにはいつも、この中をのぞいて行くけど、何があるの」
と、大黒柱を指差して、おっ母さんに聞いた。
 女房が大黒柱の中をのぞくと、なんと、自分の飛び衣が隠してあったそうな。
 「さては、あの時飛び衣を盗ったのは、我が夫であったか」
と、なげいたと。
 女房は、飛び衣を着ると子供をおぶって、飛び上がった。
 一度あおると庭の松の木の上に、二度あおると雲の峰(みね)に、三度あおると天上(てんじょう)にとどいたそうな。
 夕方になって狩人が家に帰ったら、誰もいない。あわてて大黒柱の中をのぞくと飛び衣が無い。それで、天に帰ったと知れたと。
 狩人の家の門先(かどさき)には、イゴツルの木があって、それが天まで伸びていたと。
 狩人は、あしぐろとでぐろの二匹の犬を連れて、イゴツルの木を伝(つた)って天に登って行った。
 天上の女房の家へ行き、女房の父に、
 「おらを、是非(ぜひ)、この家の聟(むこ)にしてくれろ」
と頼んだと。そしたら父は、
 「ソバ山へ行って、明日一日のうちに三斗三升(さんとさんしょう)の薪(まき)を伐(き)って来たら婿にする」
といった。
 狩人が、とても出来ん、と思って途方(とほう)に暮れていると、女房が、
 「大丈夫、この扇子(せんす)であおげばいい」
といって、一本の扇子をくれた。
 次の日、言われた通り扇子であおいだら、三斗三升の薪の木は、たちまち伐れた。
 そしたら、次に、
 「昨日伐った三斗三升の木株を、明日一日で焼いて来い」
という。
 これも途方に暮れていると、女房が、扇子であおげと教えてくれた。
 次の日、言われた通りにして木株を焼いたと。
 そうしたら、今度は、
 「三斗三升のソバの種を明日一日で蒔(ま)け」
といわれた。
 これも扇子を使って、なんなく済ました。
 そしたら女房の父は、
 「それでは婿にしてやるが、山小屋へ瓜(うり)の番に行ってくれ」
という。女房は狩人にそっと教えた。
 「天上では、瓜は食べてはいけないことになっているから、決して食べないように」
 ところが、山小屋に行った狩人は、喉(のど)が乾(かわ)いてならないのだと。
 がまんできなくなって、一つぐらいはいいだろうと、瓜をもぎとったと。
 食べようとして割ったら、瓜の中から大水がどおっと出て、狩人はとうとう下界へ流されてしまったと。
 ちょうどその日は七月六日だった。
 七夕様には狩人と天人の女房を祀(まつ)ってあるが、瓜を七夕様にお供えしないのは、そのためなんだそうな。
 もうないと。

[필수입력]  닉네임

[필수입력]  인증코드  왼쪽 박스안에 표시된 수자를 정확히 입력하세요.

Total : 166
번호 제목 날자 추천 조회
26 26『新米(しんまい)ギツネ』 2011-11-10 0 2139
25 25『彦市(ひこいち)どんとタヌキ』 2011-11-10 0 2278
24 24『赤神(あかがみ)と黒神(くろがみ)』 2011-11-10 0 2036
23 23『せなかの赤いかに』 2011-11-10 0 2017
22 22『桃の子太郎』 2011-11-10 0 2104
21 21『朝茶(あさちゃ)は難(なん)のがれ』 2011-11-10 0 2223
20 20『大(おお)アワビの怒(いか)り』 2011-11-10 0 2131
19 19『赤(あか)マントやろかー』 2011-11-10 0 2171
18 18『タクシ―に乗(の)った女(おんな)』 2011-11-10 0 2190
17 17『お菊(きく)ののろい』 2011-11-10 0 2232
16 16『彦左(ひこざ)と河童(かっぱ)』 2011-11-10 0 2381
15 15『因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)』 2011-11-10 0 2171
14 14『夜(よる)の蜘蛛(くも)』 2011-11-10 0 2315
13 13『人消(ひとけ)し草(ぐさ)』 2011-11-10 0 2136
12 12『白米城(はくまいじょう)』 2011-11-10 0 2323
11 11『比良(ひら)の八荒(はっこう)』 2011-11-10 0 2282
10 10『踵太郎(あくとたろう)と山姥(やまんば)』 2011-11-10 0 2324
9 9『猿地蔵(さるじぞう)』 2011-11-10 0 2528
8 8『鳥(とり)とケモノの戦争(せんそう)』 2011-11-10 0 2210
7 7『山伏(やまぶし)と軽業師(かるわざし)と医者(いしゃ)』 2011-11-10 0 2473
‹처음  이전 3 4 5 6 7 8 9 다음  맨뒤›
조글로홈 | 미디어 | 포럼 | CEO비즈 | 쉼터 | 문학 | 사이버박물관 | 광고문의
[조글로•潮歌网]조선족네트워크교류협회•조선족사이버박물관• 深圳潮歌网信息技术有限公司
网站:www.zoglo.net 电子邮件:zoglo718@sohu.com 公众号: zoglo_net
[粤ICP备2023080415号]
Copyright C 2005-2023 All Rights Reserved.